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OVK01 ボーデン型フィーダーにおけるチューブ継手について [OVK01]

先日の記事でもお伝えしたボーデン型フィーダーにおけるワンタッチチューブ継手の悪い点をおさらいしましょう。

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上の写真で解説している通りですが、チューブと継手が完全に固定されていないため、ドライブギアがフィラメントを押し出すトルクが継手とチューブの接続箇所で逃げます。これを当ブログではワンタッチチューブ継手の「ルーズフィット問題」と称しています。

このような状態が何故問題になるかというと、上記の様にフィラメントの押し出しトルクが逃げる場所があると、ドライブギアを回すモーターに必要以上の負荷がかかることはもちろんですが、逃げたトルクがフィラメントの押し出し速度が不連続な個所でスライサが意図していないフィラメントの押し出しトルクとして現れ悪さをするからです。リトラクトで対処しようにもリトラクトに必要な距離が長くなりがちで、印刷時間に影響します。

今回はこの問題を解決するためにボーデンチューブを改造しました。

用意するものは

・真鍮製M4長ナット(20mm)

・PTFEチューブ2種類(外径6mm/内径4mm、外径4mm/内径1.8mm)

・内径φ4mm用締め付けチューブ継手

です。

 

まずはM4の長ナットをM4→M6メスオス変換へと改造します。

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これを

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こうして(平やすりで削りますた。卓上旋盤がほしい、、、

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こうじゃ!

 

対角7mmの長ナットを外径φ6mmに削ってダイスでM6ナット化する間に、締め付けチューブ継手に対応させたフィーダーの土台を印刷します。

IMAG1535.jpg

その間さらに、PTFEチューブの先端をダイスでM4に加工します。

IMAG1524.jpg

タダでさえ滑るし切削性が悪いPTFEチューブはセンターを出すのが難しい、、、3度目の正直で何とか納得できる状態に削れました。PTFEチューブは握って回そうとしても滑るので事前に3M/343マスキングテープを巻いておくと良いでしょう

 

フィーダーパーツが 印刷できたらPTFEチューブの両端をそれぞれ加工します。

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締め付けチューブ継手側は、内径1.8mm外径4.0mmのPTFEチューブを、短くカットした内径φ4mm外径φ6mmのPTFEチューブと接着して、継手との勘合を確保します。

今回はついでにドライブギアで押し出したフィラメントがガイドとなるPTFEチューブにすぐに挿入されるようにひと手間加えました。

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フィーダーに取り付けた様子がこちら

IMAG1538.jpg

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ちなみに上記の材料の紹介でさらっと流していますが、今回PTFEチューブの内径を1.8mm化してあります。これでフィラメント径が不安定な安いフィラメントが使えなくなったのですが、さらなる印刷品質の向上を目指して妥協はできません。

試しにノズルを加熱して、フィラメントを手で押し込んでみましたが、今までの押し込みに必要な力を10とすると、今回の改良をしてからは3ぐらいで済んでいます。今までいかにドライブギアの性能に助けられていたかと改めて感じるのでありました。

改良が終わったのは先ほどですのでテスト印刷がまだできませんが、後日ボロノイ形状のオブジェクトを出力してみて違いが出るか確認してみたいと思います。

 

ちなみに皆さんにおかれましては上記のような面倒なことはせず、Ormerodで使われているダイレクトタイプのチューブ継手をAliexpress等で購入して対策されるのが一番手頃だと思われます。(情報提供元ichibeyさまm(_,_)m)

Ormerodのダイレクトタイプの継手とはなんぞやと思われる方は以下のリンクを参照ください。

以下はOrmerodにおけるチューブ継手の組み立て手順書です。

https://reprappro.com/documentation/ormerod-2/hot-end-assembly/

ご参考までに。

 


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